特別支援学校での教諭経験に加え、自分自身が社会の中で生きづらさを感じてきた経験から、「生きづらさ」というものに寄り添い応援したいという想いがあり、2020年に【任意団体 結生の家】を富山県黒部市ではじめました。団体を運営する中で、発達障がい・グレーゾーンのお子さまがいらっしゃる当事者同士の集まりの場がほしいというリクエストの声が聴こえてきました。

その背景には、特性のあるお子さんは、学校生活に馴染めなかったり、親御さんもお子さんの特性を周りに理解されなかったり、不安感や孤立感を感じているケースが少なくありません。また、支援に関する情報を得られる機会も少ないこともわかってきました。

「不安や悩みが出てきた時に、気軽に相談に来てもらえるような場づくりだけでなく、信頼関係を長期的に築いておきたい」そんな想いから、2022年より富山県黒部市公募提案型協働事業の一環として本活動をスタートさせました。

また、わたし自身が、コーチングを学んだことから「対等な関係性」を大切にした雰囲気づくりに努めています。 実際、いろんな知識や支援方法を学び過ぎて息苦しくなった経験のある親御さんもおられるので、傾聴の時間をたいせつにしています。
支援を必要としているご家族の皆様と、ともに、子育てができる時間を楽しみにしています。